会長挨拶
会員並びに当協会を支えていただいております皆さま方には、ますますご清祥のこととお慶び申しあげます。
また、平素より当協会の事業に対し多大なるご理解とご支援を賜り深く感謝申しあげます。
さて、戦後間もない昭和22年に発足し長い歴史を持ちます福岡県ラグビーフットボール協会は、今後更なる飛躍と発展を遂げるため、この度、任意団体から一般社団法人へ移行することといたしました。
福岡県のラグビーは、過去においては九州電力が1度、八幡製鉄が12度にもわたり全国社会人大会で日本一になり、また現在では東福岡高校をはじめとする高校生以下のカテゴリーで毎年、日本一の覇権を競い合うなど常に上位の成績を収めており、日本国内でも「ラグビー雄県」として認められているところです。
しかしながら、近年は大学生以上のカテゴリーでは思うような成績を残せず、県内においてメジャースポーツとして認められるまでには至っていない状況にあります。
日本で開催されたラグビーワールドカップ2019の際は日本代表の活躍により全国で空前のラグビーブームが巻き起こり、県内の各ラグビースクールにも入部希望者が殺到するなど福岡県のラグビーも今後、大きく飛躍できるものと考えておりましたが、新型コロナウイルス感染症の蔓延も相まって今では当時の盛り上がりも薄れつつあります。
このような状況下、当協会は従来からの目標である「自分たちのグランドを持つこと」「アジアにおけるラグビーの普及拠点となること」「競技人口を日本一にすること」、そして「日本一の協会になること」を目指しておりますが、そのためには、当協会やチーム関係者はもとより当協会を支えていただいております多くの皆さま方と一緒になって「オール福岡」として取り組んでいくことが不可欠であると考え、今般、「一般社団法人」として新たなスタートを切ることといたしました。
今回の新たなスタートにあたり、会員並びに当協会を支えていただいております皆さま方の深いご理解と今後ますますのご支援を賜りますようお願い申しあげます。
令和3年11月
一般社団法人福岡県ラグビーフットボール協会
会長 荒木 英二